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薬剤科

薬剤科の見学は随時受付しています

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薬剤部長挨拶

薬剤師の業務

薬剤師の基本業務は調剤、注射薬調剤であり、他に院内製剤、抗がん剤や高カロリー輸液の無菌調製、医薬品在庫管理、医薬品情報(DI)管理、入院患者さんの持参薬管理や服薬指導、薬物血中濃度モニタリング(TDM)、治験業務など多岐に渡っています。また薬学部1年生の早期体験学習や5年生の長期実務実習を受け入れ、"未来の薬剤師"に対する教育もしっかり行っています。

チーム医療

院内では、がん化学療法管理委員会を始めICT(感染対策チーム)、AST(抗菌薬適正使用支援チーム)、NST(栄養サポートチーム)、褥創対策委員会など職種横断的な医療チームが積極的に活動しています。ほとんどのチームに医薬品が関係しており、チームの中で求められている薬剤師の役割は大きく、医師や看護師、臨床検査技師、管理栄養士など様々なスタッフと連携を取りながら診療を支えています。そのためにも各種認定・専門薬剤師の育成には力を入れています。資格取得や更新に必要な研修会や学会への参加、研究・論文発表に対しては金銭面でもバックアップしています。高度な専門性を身につけた薬剤師が薬剤科はもとより各医療チームで活躍しています。

がん診療

佐世保共済病院には腫瘍内科医が常勤し、各診療科が難渋する症例にも最新のレジメンによる抗がん剤治療を行っており、「がん診療」は佐世保県北医療を支える当院の特徴の一つになっています。その中で「がん薬物療法認定薬剤師」が専門知識を駆使し、他の薬剤師と連携して副作用モニタリングを行い、抗がん剤の減量や中止、副作用改善のための処方提案などを日常的に行っています。また2021年12月からは外来化学療法室に薬剤師を1名配置し、外来患者さんの抗がん剤治療にもより積極的に関わっています。

私たち薬剤師は医薬品のスペシャリストとして医薬品の「供給」、「適正使用」、「安全管理」を担いながら高度な専門知識で医師に対して処方提案を行い、より積極的に診療に携わることで患者さんに安全でより質の高い薬物療法を提供していくことを目指します。そのために薬剤師一人一人が最新の知識や技術を身に付けるべく自己研鑽を積むことが責務だと感じています。

見学は随時受け付けています。当院にご興味のある薬学部学生の方や転職を希望されている薬剤師の方は是非一度ご連絡下さい。パートをご希望の方も相談に乗ります。有休や産休・育休は取りやすい職場です。 また薬学部学生への「奨学金貸付制度」や就職後の「奨学金返済支援制度」もありますので是非ご利用下さい。

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業務の流れ

8:30 勤務開始
8:30~12:30 ミーティング
調剤業務
無菌調製業務
(TPN製剤の調製、抗がん剤の調製)
病棟業務
12:30~13:45 昼休憩
13:45~17:30 調剤業務
病棟業務
チーム医療、カンファランス
17:30 勤務終了

業務内容

調剤業務

当院では、調剤支援システムを薬剤科内に導入しています。処方せんや薬袋、お薬説明書などは自動的に印刷されます。処方内容のチェックもコンピュータを使っており、過去に別の科で処方されたお薬との相互作用(飲み合わせ)についてもチェックしています。
粉薬や水薬は計量間違いを防止するため、薬品名とその量をコンピュータでチェックした上で調剤しています。
高齢者の方などで錠剤の一包化(同じ飲み方の薬を一袋にまとめてしまう)をご希望の方は、診察時に主治医に伝えて頂ければ対応致します。
お薬説明書はA4サイズでカラー写真付きのものを毎回お渡ししていますが、お薬手帳への記載を希望される方はお申し出下さい。
お薬の渡し口はオープンカウンターになっており、お薬の説明や患者さんからの質問に常時対応できるようスペースを設けています。気軽に声をかけて下さい。
また、入院患者さんの注射薬は、処方せんを基に個別にセットし、病棟に払い出しています。薬によっては混ぜずに別々に注射した方がよい場合もあり、コンピュータによる確実なチェックを行っています。

無菌調製業務

外来及び入院患者さんのがん化学療法(抗がん剤による治療)において、薬剤師は注射用抗がん剤の投与量・スケジュールなどが問題ないか確認後、薬剤科内の安全キャビネットで無菌的に混合して払い出しています。
また、食事がとれない入院患者さんに高カロリーの点滴が処方されることがありますが、薬剤師がクリーンベンチ内で無菌的に調製しています。

2022年12月

                                
                            

病棟業務

入院中の患者さんに対して、医師からの指示によりお薬の説明などを行っています。
一部の病棟では薬剤師が常駐しており、カルテからの情報、医師の回診への同行および患者さんと直接お話をして状態を把握し、お薬のチェックや説明を行っています。

チーム医療、カンファランス

院内では、医師、看護師、臨床検査技師、栄養士、理学療法士、ソーシャルワーカー、事務職員などとチームを組んで、医療の向上を目的とする各種委員会や医療支援チームのメンバーとして活動しています。
例えばICT(感染対策チーム)、NST(栄養サポートチーム)、緩和ケアチーム、糖尿病教室などで薬剤師としての専門性を発揮しています。

<NST(栄養サポートチーム)>

<腫瘍内科カンファランス>

新人業務習得プログラム

新人スタッフの声

初めはとても不安で、大学で学んだはずの薬の知識すらあやふやになってしまい、自信をなくしそうでした。
しかし、私の理解度に合わせてスケジュールを立ててくださったので、無理なく業務を行うことができ、少しずつ自信がついてきました。
「私にもできる!」「もっと頑張りたい!」と思えた日々でした。これからも学びは尽きませんが、初心を忘れずに頑張ります!!

各種実績

学会及び研究発表

発表者 山口亜由美、渡辺一章、島田真弥、三ツ木健二
演題 胃癌化学療法の副作用発現とGNRIの関連の検討
学会・研修会 第33回日本医療薬学会年会
開催日 2023年11月3日~5日
開催地 宮城県仙台市
発表者 島田真弥
演題 当院の便秘薬使用の現状と課題
学会・研修会 慢性便秘症と治療について考える会
開催日 2023年10月20日
開催地 長崎県佐世保市(ハイブリッド)
発表者 藤松範彦、川﨑浩一
演題 薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン成果指標を目標にした経口抗菌薬適正使用
学会・研修会 第82回九州山口薬学大会
開催日 2023年9月23日~24日
開催地 長崎県長崎市
発表者 福井泰造
演題 アロカリスの位置づけを考える
学会・研修会 TAIHO CINV Seminar in NAGASAKI
開催日 2023年9月23日
開催地 長崎県佐世保市(ハイブリッド)
発表者 山口亜由美
演題 外来化学療法室への専任薬剤師配置による薬学的管理の有用性
学会・研修会 日本臨床腫瘍薬学会学術大会2023
開催日 2023年3月4日~5日
開催地 愛知県名古屋市
発表者 川﨑浩一、藤松範彦、山口奈美
演題 当院におけるカンジダ血症治療での課題
学会・研修会 第4回長崎県薬剤師学術大会
開催日 2022年11月20日
開催地 長崎県長崎市
発表者 藤松範彦、川﨑浩一、山口奈美 他
演題 佐世保共済病院のカンジダ血症治療におけるACTIONs Bundle 2014遵守状況と今後の課題
学会・研修会 第71回共済医学会
開催日 2022年10月26日~27日
開催地 大分県別府市
発表者 福井泰造
演題 当院の外来化学療法への取り組み~過去の試みと現状~
学会・研修会 長崎県北がん漢方Webセミナー
開催日 2022年10月18日
開催地 Web開催
発表者 渡辺一章 他
演題 NSTがうまく稼働するための攻略法~one for all all for one~
学会・研修会 第25回長崎県NST研究会
開催日 2022年10月15日
開催地 長崎県長崎市(ハイブリッド)
発表者 山口亜由美
演題 当院の外来化学療法について~BEV+XELOX療法の副作用マネジメント~
学会・研修会 令和4年度第1回佐世保共済病院がん薬薬連携勉強会
開催日 2022年5月17日
開催地 Web開催
発表者 渡辺一章
演題 ラコール半固形剤を使用し無事に退院となった症例
学会・研修会 長崎県病院薬剤師会 第12回栄養と薬物療法研修会
開催日 2021年2月13日
開催地 Web開催
発表者 川﨑浩一
演題 佐世保共済病院におけるAST活動について
学会・研修会 第26回長崎県病院薬剤師会感染制御研修会
開催日 2019年8月24日
開催地 長崎県長崎市
発表者 川﨑浩一、蓑手奈美、竹田燿子
演題 佐世保共済病院における経口抗菌薬使用状況調査
~薬剤耐性(AMR)対策アクションプランを踏まえて~
学会・研修会 医療薬学フォーラム2019 第27回クリニカルファーマシーシンポジウム
開催日 2019年7月13日~14日
開催地 広島県広島市
発表者 山口亜由美、福井泰造、神谷純子
演題 予測スコアを用いたシスプラチンによる急性腎障害発症リスクの評価
学会・研修会 日本臨床腫瘍薬学会学術大会2019
開催日 2019年3月23日~24日
開催地 北海道札幌市

認定資格一覧

  • 日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師
  • 日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師
  • 日本臨床栄養代謝学会 NST専門療法士
  • 日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師
  • 日本病院薬剤師会 認定指導薬剤師
  • 日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師
  • 日本病院薬剤師会 病院薬学認定薬剤師

資格取得支援制度あり

平均有給休暇取得日数

  • 2021年度 12.2日
  • 2020年度 7.7日

産前産後休暇、育児休暇

  • 産前産後休暇、育児休暇取得実績あり
  • 育児休暇取得後復帰率 100%

先輩スタッフの声

育児休暇中でも、新薬の説明会や院内外の研修会に参加できるので、ブランクを感じることなく職場復帰ができます。
子供の病気や用事で急に仕事を休まなければならない時も、休暇願を快諾してくれる、とても協力的で働きやすい職場です。