病院長あいさつ
佐世保共済病院のホームページへご訪問ありがとうございます。
佐世保共済病院は、1911年に佐世保海軍工廠職工共済病院として発足し、戦後1945年に財団法人共済組合協会佐世保共済病院となり、1958年以降国家公務員共済組合連合会佐世保共済病院となった今年で113年の長い歴史をもつ病院です。現在は、「地域医療支援病院」として佐世保・県北医療圏の地域医療を支える病院のひとつとして大きな役割を果たしてきております。
令和6年度は2年に1度の診療報酬改定の年にあたっています。また介護報酬、障害福祉サービス報酬の改定の年にもあたり、6年に1度のいわゆる「トリプル改定」の年となり、今後の医療・介護の方向性が決まります。今回の改定のキーワードは「人材確保」、「働き方改革」、「ポスト2025」、「医療DX」と思われます。
日本は少子高齢化が進み、1995年をピークとして生産年齢人口(15~65歳)が年々減少しており、今後労働力の不足や国内需要の減少による経済規模の縮小など様々な社会的・経済的課題の深刻化が懸念されています。いわゆる団塊の世代がすべて75歳以上となる2025年以降(ポスト2025)、労働を担う世代に過度の負担を強いらない「働き方改革」を進めながら、医療領域における「人材確保」、それを補う「医療DX」は必須であり、重要な課題です。
当院の診療につきましては、がん診療、整形外科診療、周産期医療を中心に、救急医療、結石治療、歯科口腔外科診療等を柱にして、院内スタッフ、地域の連携医療機関の皆様、また患者さんの意見をお聞きしながらソフト、ハードの両面からさらに充実できるように努力してまいります。また、佐世保・県北医療圏の他の基幹病院および地域の医療機関の方々と協力して、今後も地域医療支援病院としての役割をしっかり果たしていきたいと考えております。何卒よろしくお願い申し上げます。
令和6年4月
病院長 三ツ木 健二