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マンモグラフィ検査

マンモグラフィ検査は、触診でも分からないような早期の小さな乳がんを、腫瘤影や非常に細かい石灰化の影として見つけることのできる検査です。この検査は、専用のマンモグラフィ装置で乳房を圧迫して撮影を行います。乳房を薄く広げることによって、より少ない線量で乳房の中が鮮明に見えるようになります。

当院では2018年5月に最新のFPD搭載型マンモグラフィ装置(富士フィルム製 AMULET Innovality)を導入しました。FPDの直接変換方式により、X線入射からの信号の劣化がなく高分解能画像が得られ、被曝線量低減に繋がります。フィルム以上の空間分解能とコントラスト分解能を有しています。今まで手動で行っていた、陽極の切り替え(圧迫後の厚み)、センサーの位置合わせ(乳腺の位置は勘である)などが自動になり、再撮影のリスクが抑えられ、一番重要な位置合わせに専念できます。また、最新の線量補正技術により、モリブデン陽極相当のコントラストをタングステン陽極で実現することにより、線量を低減しています。(モリブデンは、コントラストは高いが被曝も高い。タングステンは、被曝は少ないが、コントラストが悪い。)