生化学検査
血液から赤血球や白血球等を除いた血清や血漿、または尿を材料として、主に蛋白、脂質、糖、酵素、ホルモン、無機質を測定しています。これらの物質は肝臓、腎臓、膵臓、心臓、甲状腺といった各種臓器の機能状態や、炎症、糖尿病、脂質異常等の有無を調べることができ、幅広い診断に有用です。その他にも、がん細胞が作り出す腫瘍マーカーと呼ばれる蛋白質を測定しており、がん治療モニタリングの指標の一つとしても利用されています。

生化学検査装置 LAbOSPECT006α

検体分注装置 CLAS2800
免疫検査
人は病原体が体内に侵入した際に、抗原抗体反応を起こし、病原体に対する特異的な蛋白質である抗体を生成することで身体を守ります。この反応を利用して、B型肝炎ウイルス検査、C型肝炎ウイルス検査、梅毒検査、新型コロナウイルス抗原定量検査を行っています。患者さんの感染経過の目安としても活用されています。

免疫検査装置 cobas pure