尿検査
尿のpHや比重、蛋白、糖などの成分を調べる尿定性検査と、尿中に含まれる血球や上皮細胞、細菌、結晶などの有形成分を調べる尿沈渣検査を行っています。尿路結石や尿路感染症等の腎・泌尿器系病変のスクリーニングに用いられています。また、肝・胆道系の障害の目安としても用いられています。



尿沈渣鏡検(×100)

尿定性検査装置 CLINITEK Novas
便検査
便潜血検査は肉眼ではわからないほどの微量な血液を便から検出する検査です。痔核だけでなく、大腸癌や腺腫、大腸炎などの消化管疾患でも陽性になり、スクリーニング検査として活用されています。また、当院では虫卵検査も実施しており、蟯虫や回虫などの寄生虫の卵の有無を調べることができます。
体腔液検査
関節液や髄液、胸水、腹水などの体腔液に含まれる成分を検査し、病気の診断補助や治療経過に活用されています。体腔液の検体数の中で最も多いのは関節液です。偏光顕微鏡と呼ばれる特殊な顕微鏡を用いて、結晶成分の同定を行い、痛風・偽痛風の診断につなげています。

関節液鏡検(結晶)(×100)
精液検査
精液の量を計測した後、顕微鏡と専用の計算板を用いて、おおよその精子の数、運動率、奇形の有無を観察します。