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チーム医療

ICT(院内感染対策チーム)

ICTとは、病院内における感染症の発生予防や拡大防止を目的に活動する実働チームです。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務など他職種が集まり、各々の専門性を生かし協力しながら業務を遂行しています。主な活動として、①院内感染症発生状況のサーベイランスと評価、②院内環境ラウンド、③抗菌薬適正使用のモニタリングと指導、④アウトブレイク時の対応、⑤病院スタッフへの教育、⑥感染制御に関する相談・指導などがあります。

臨床検査技師は、院内分離微生物の検出状況、菌種別薬剤感受性率(アンチバイオグラム)、血液培養陽性者リストなどを作成します。院内全体の分離微生物・耐性菌に関する情報を最初に知るのは臨床検査技師です。その情報をすぐに主治医やICT、現場スタッフに提供し、診療や感染対策、アウトブレイクの早期発見・介入に寄与しています。

ICT(院内感染対策チーム)
ICT(院内感染対策チーム)
ICT(院内感染対策チーム)

NST(栄養サポートチーム)

NSTは入院患者さんの栄養状態を評価、適切な栄養療法を選択・提供するチームです。NSTは医師、看護師、管理栄養士、言語聴覚士、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師、事務員で構成されています。臨床検査技師は毎週NST回診・カンファランスに参加し、栄養状態の指標となる血液データを提供しています。また、NST介入後の栄養評価をするために上半期・下半期で血液検査のデータを集計し、チームで共有しています。

NST(栄養サポートチーム)
NST(栄養サポートチーム)

糖尿病委員会

2024年9月より臨床検査技師も加わり糖尿病教室が再開しました。医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士がそれぞれの専門性を活かして作り上げた1冊のテキストをもとに糖尿病に関する話をしています。臨床検査技師は、医師と同じ曜日に、医師による糖尿病全般についての説明の後に、診断や病態把握のために必要な検査項目をあげ、その意義や患者さんに知っておいていただきたいことについて話しています。患者さんからの質問もしやすい雰囲気作りにも努めています。